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「えっと、じゃあ、ここが食堂ね」




「…ここが食堂、ふむふむ」



俺は今、星野さんに学校案内をしてます。
まあ、星野さんに学校案内するってことは簡単な事じゃないってことは、承知だったんだけど…




「ねえ、洋ちゃん、ここの食堂には妖精さん…いるのかなぁ?」




「星野さん、あの…ね、ここには、いないかなぁ…」



相変わらずこのペースでやってます。





「…そうなんだ」



あ、そんなしょんぼりすんなよーー




「あ、でもね、どこかに隠れてるかもしれないよ!」





「ほんと!?」



あ、ほら顔が明るくなった
ほんと、普通に可愛いんだけどな星野さんは