そして、寮決め。
あたしの部屋は、女子の中で、1番端っこ。で、全員合わせての、真ん中。だから、隣が、男子の部屋。
なぜ、ここなのか。あたしは、どうしてこんな時に限って、運が悪いんだ。そして、その隣の男子っていうのが……
あいつ、野川。
あいつうるさいからいやだ。ずっと家に押しかけて来そう。最悪だ。ここから3年間ここなのか。
寮へ移動する。部屋は、まぁまぁ、綺麗だった。おそらく、前の人が綺麗に使っていたのだろう。
そして、部屋に家具やらを置いていると、ドアのノック。
「はい。なんです………か。」
そこには、野川の姿が。