「で？どうしたんだ。」
ここは廊下。ふつーに野川と話してるだけなのに、みんなから視線を感じる。
？？？？なんなんだよ。イライラする。
「あの〜……え、と〜…え、あ、」
「あ！？なんだよ！じれったい！！早く言え！！」
「あのさ〜………昨日、ありがとう。でも………」
「…………？？」
こいつ、恥ずかしいこととか平気で言うのに、なんなんだ。
「昨日からずっと、女子が部屋にずっと来る。泊めて。」
「ふざけんな。自慢か。他の男子に泊めてもらえクソ川。」
「や、やっぱダメーー…………？」
こいつ、まじでキモい。
「お願い。泊めて。お願い。」
「断る！！」
こいつまじうぜぇ……なんだよ。
「お願い！！じゃないと、一生つけ回すよ？」
なんだ。ほんとにこいつうっとおしい。まじ。
「チッ……」
「舌打ちダメ。ゼッタイ。あ〜もう〜と〜め〜て〜」
「うるせぇ！！分かったよ！！そのかわり、あたしの言うこと、聞け。」
「え」
「わかったな！！じゃ、あたし教室戻るから！！守らなかったら、覚えとけよ！？」
「うん……」
そうしてあたしは教室へ向かった。
