≪魂1つ・・・?≫


「つまんないんだよね。確かに友達はいて楽しいはずなのに・・・」


≪・・・なんかごめん≫


皆わかってないんだよね。魂1つ無くたってこうしてあたしは生きているのに。


絶対そんなことで死ぬわけないのに。それにそうやって言うならなにか方法がある?どうせないんだもん。


「ね、空・・・?」


≪どうした?≫


「ずっと言いたかったことがあるの」


空の目は真っ直ぐあたしを見ていた。


「あたしは空だけを・・・愛しています」