キィン、という音がして互いの剣が離れる。 「ティア、大丈夫か!!」 肩ごしに振り返りながらジーニアスが聞いてくる。 ージーニアス。 ーどうしてここに。 ティアは何も言えずただ呆然としていた。 「少し待ってて。すぐに終わらせるから」 ジーニアスはそう言うと帽子の男と対峙した。