それから数日後、今度は別の男が来た。


海「…なに?私に何の用?」

男「お前を助けてやる。」

海「なに…言ってるの?」

意味がわからなかった。

男「お前を此処から出してやる。」

海「本当!?」

実は両親が殺された日から一度も外に出してもらえなかったので、とても暇だった。

だからその男の言葉は純粋に嬉しかった。


男は私を担いで倉を出た。途中で鍵がかかってあったが、男は不思議な力で鍵を開けた。