校舎をでて、いつも歩いてる道に入った


宮くん…

横を見ると、前を見ていた宮くんが気づいて止まってくれる。

「…どうした?」
と少しかがんで、低く耳に残る声で言う


私はなんでもないと首を横に振る。

すると宮くんは
「…大丈夫か? もう少しだから頑張れ」

と言って私の髪を少し撫でた。