「行くぞ 佐野…」

と言って宮くんはまだベッドにいた私に手を前にだしてきた


『宮 千紘くんに彼女ができたって
噂がたってるの!』


サクラのこの言葉をふと思い出して
手を取るのを躊躇した

宮くんの顔をそっとみると不思議そうな
顔で私を見ていた



私は手を取った