青パーカーくんの腕が伸びてきて、

私のおでこを触った。

「!」

「…佐野、お前熱あるんだよ?
そんな喋らなくていいから 休め」

青パーカーくんは私の熱を確かめると
腕を離した。


「あの… 私 あの時どうしちゃったの?
てか、時間的に授業始まってるよね?
青パーカーくんは大丈夫なの?」


「あの時、お前倒れたんだよ 保健室まで運んだら、熱だって言われて
お前は先生に言ってあるから、平気だ」