「…千紘くん怖いものないの?」

と突然 葵は言う

お化けや幽霊は信じないほうだし
怖いものか…


そういえばあったと思い
「…あるよ」
と言った

「何それっ⁉︎」
と葵は俺を見上げて言う

その興味津々な顔が俺を見上げる

じっと葵の顔を見つめていると
それにきづいたのか 葵はオロオロし始める


やっぱり 葵 好きだな…



「…教えない 」


「え?」

「……喉乾いたから 飲み物買って来る
葵はベンチで待ってて」