噴水の近くにあるベンチに2人とも
座った

「…兄貴と何話してたの?」

千紘くんは私の手をギュッと強く握った
と思ったら 私の顔をみた

その顔はやっぱり少し怒っているようだった



もしかして…ホントにヤキモチ妬いてたりして?

あ、でも もし仮に 妬いてても許嫁が
誰かに私がお兄さんにされたみたいに
迫られてたら、普通怒るよね…
わたしだって怒るもん


なんか、嬉しくない…
普通に好きで妬いてほしかったなぁ…