「寒い?」

「うん…ちょっとだけ」
そう言うと千紘くんは自分の上着を私に
かけてくれた

え…

「寒くない?」

「…うん」


なんで、こんなに千紘くんは 優しいんだろ。
優しさが少し痛い。


千紘くん寒そう…

そう思ってると噴水が見えてきた

「噴水だ…」