◇◇◇
二人は、久しぶりに昼食をともにした。
普段メイは、ルイが会社に行く前に置いておく食事を一人で食べている。
備え付けてある冷蔵庫に入れ、同じく備え付けのレンジで暖める。
この部屋は風呂だけでなく、軽い家電も置いてある。
この部屋だけで生活できるほど充実しているのだ。
「ご主人様っ」
どこかわくわくとした様子のメイ。
「なんだ、メイ……あ、ついてる」
指先で口許についたコーンスープを拭って、舐める。
それに悲鳴をあげたのはメイだった。
「あうっ、お手手でとったらばっちいですよ!?」
「かっこいー!とかじゃないのか。さっきの映画だとそれでいちゃいちゃしていて、」
「舐めたらだめですっ」
ルイとしては、メイに『かっこいい』と頬を染めて欲しかったのだが。
変なふうにしつけてしまった。
ため息をつきながら、メイに話の続きを促した。
「…ご主人様!」
「なんだ」
「お願いがあります」
ぴくんと耳を傾ける。
メイがお願いとは、珍しい。
ついじっと見てしまえば、ふにゃりと笑った。
二人は、久しぶりに昼食をともにした。
普段メイは、ルイが会社に行く前に置いておく食事を一人で食べている。
備え付けてある冷蔵庫に入れ、同じく備え付けのレンジで暖める。
この部屋は風呂だけでなく、軽い家電も置いてある。
この部屋だけで生活できるほど充実しているのだ。
「ご主人様っ」
どこかわくわくとした様子のメイ。
「なんだ、メイ……あ、ついてる」
指先で口許についたコーンスープを拭って、舐める。
それに悲鳴をあげたのはメイだった。
「あうっ、お手手でとったらばっちいですよ!?」
「かっこいー!とかじゃないのか。さっきの映画だとそれでいちゃいちゃしていて、」
「舐めたらだめですっ」
ルイとしては、メイに『かっこいい』と頬を染めて欲しかったのだが。
変なふうにしつけてしまった。
ため息をつきながら、メイに話の続きを促した。
「…ご主人様!」
「なんだ」
「お願いがあります」
ぴくんと耳を傾ける。
メイがお願いとは、珍しい。
ついじっと見てしまえば、ふにゃりと笑った。