◇◇◇
「いっ、いたた、いたい!いたいぞメイ!」
さっきから地味に叩いてくるメイから離れ、ソファのはしっこへ移動するルイ。
二人で座っている白いレース調のソファは、ルイにとって死地と化していた。
「ふなぁう……ぅあ…ひゃぁあああ!手、手ぇ繋ぎましたぁっ」
ルイを追ってソファの端に行き、ばしばしと叩き始める。
メイたちは、ただいまビデオ鑑賞中である。
ほのぼの系恋愛モノで、少女漫画が原作。
よって暴力シーンや18禁沙汰はなし。
とても健全な作品なため、ルイがメイに与えたものだ。
が。
メイはなぜか恋愛モノに物凄く羞恥を抱くらしく。
手を繋いだり見つめあったりするだけできゃあきゃあと叫ぶ。
しかもその感情の捌け口としてルイを使用するのだから、たまったもんじゃない。
「…はあ」
ビデオを見るだけで疲労を感じるルイだった。
「ひゃああ!ご主人様ぁ、大変です!」
耳まで真っ赤にして、手を繋いでるシーンを指差すメイ。
免疫のめの字もない。
「いっ、いたた、いたい!いたいぞメイ!」
さっきから地味に叩いてくるメイから離れ、ソファのはしっこへ移動するルイ。
二人で座っている白いレース調のソファは、ルイにとって死地と化していた。
「ふなぁう……ぅあ…ひゃぁあああ!手、手ぇ繋ぎましたぁっ」
ルイを追ってソファの端に行き、ばしばしと叩き始める。
メイたちは、ただいまビデオ鑑賞中である。
ほのぼの系恋愛モノで、少女漫画が原作。
よって暴力シーンや18禁沙汰はなし。
とても健全な作品なため、ルイがメイに与えたものだ。
が。
メイはなぜか恋愛モノに物凄く羞恥を抱くらしく。
手を繋いだり見つめあったりするだけできゃあきゃあと叫ぶ。
しかもその感情の捌け口としてルイを使用するのだから、たまったもんじゃない。
「…はあ」
ビデオを見るだけで疲労を感じるルイだった。
「ひゃああ!ご主人様ぁ、大変です!」
耳まで真っ赤にして、手を繋いでるシーンを指差すメイ。
免疫のめの字もない。