「ふー暑っついな」とタケさんが来た


「タケ、聞けよ。龍ちゃんが琴に惚れたんだ」


なっ!


「おお。若いなあ」

「だろ?全くうらやましい話だ」



「琴はいくつだっけか?」

「23だって」



「龍ちゃん、いくつだ?」

「……27」



「「おお」」


「丁度いいな」

「結婚式には呼ばれてえな」


もーーー

「勝手なことばっかり言って!!惚れたなんて一言も言ってないじゃないかっ」

「「ぷ」」


なんで笑うんだ


「若いって素晴らしいな」

「見ててケツが痒くなるな」


くぅ~~何を言っても敵わない


「ほれ、乾杯しよう」とタケさんがコーヒー牛乳を前に出した

「え?何の乾杯?」


「龍ちゃんと琴の恋に乾杯!!!」

このおっちゃんら、どうにもならん



チン!とコーヒー牛乳とヨーグルトの瓶の計3つの瓶の音が響いた