そして、仮設住宅のベッドに横たわり携帯の画面を見つめている私がいた。なんとなくだが、出れないところにいるのはわかっている。

携帯なんて圏外だからさして意味はないのだけれど大好きな友達や家族、恋人との写真や動画を見ながら私は1人命を繋いでいた。