「おす、目が赤いぞ?どうせまた寝てたんだろ」
グラウンドに出ると後ろから見慣れた顔に話しかけられた。
こいつは大久保 哲也。小学校からのチームメイトで俺が投げてこいつが打ってで勝ってきた。
良きチームメイトであり、俺の一番の親友だ。
こいつにはなんでも話してきたが唯一話せないことがあった。
それは翔子のことだ、こいつも昔から翔子のことが好きで俺に相談してきていた。
だから俺はなんとも思ってないふりをしてこいつの手助けをしていた。