「ねむ〜」
そんな独り言を言いながらチャリをこいでいる俺。
俺の名前は関 康介(15歳)
今日は高校に入学して最初の授業日。
学校についてクラス分けの紙を受け取る。
自分の名前を見つけついもう一つの名前
を探してしまう。
“早川翔子”
その名前を見つけクラスを確認した。
「うそだろ!?」
俺はそのとき驚きを隠せなかった。
足早に自分の教室に向かい中に入った、そこには9年間見続けた顔があった。
「おはよ」
俺がそう言うとこいつは、
「おはよ」
っと笑顔で返してくれる。
一体このやりとりを何回繰り返したんだろうな。
そんなことを思いながら自分の席についた。