フワッとあたしの体が浮いた。 「えっ?」 あたしが見るとそこには、昨日助けてくれた彼が立っていた。 さくらも駆け寄ってきた。 「大丈夫?俺が保健室へ連れて行くよ。あ、沢渡さん?いいよ。俺が行く。」 そう言って彼はあたしをお姫様抱っこして保健室へ連れて行ってくれた。