「あ、あの!!」


「あ、弥生ちゃん

わざわざ、ありがとうね。

遊ぶ前に、少し純菜と話させてくれないかしら?」


「それは、全然、構いません。

でも

純菜は、人一倍頑張っていました。

期待に応えるために一生懸命

勉強をしていました。

あたしが、カラオケに誘った時も

「ごめんね、ごめんね、勉強が・・・!」って

言ったんです。

こんな頑張ってきたのは

自分のためだけじゃないんです。

家族のためでも友達のためでも、あったんです。

だから

責めないで

認めてあげてください。

励ましてくあげてださい。

それでこそ、親だと思います!」


あっ・・・やっちゃった。


「ご、ごめんなさい!」


「いいのよ、あなたの言うとおりだったわ

ごめんなさいね、

弥生ちゃんも。純菜も。」


「お、お母さん・・・」


純菜は、お母さんに抱きついて言った。


良かった・・・。


あたしの後先考えない行動で


親友を救えた。