「ん?うぅーん。」

あれ。私の部屋だ。
えーっと、私はノートを持っていく時に二人を。。。

あっ!そうだ!
思い出した。思い出したよ。尚哉。

去年の夏、私と尚哉は付き合っていた。
高校は違うものの、合コンで出会って意気投合!
お互い行きたくなかった合コンだったので、気が合った。
それから、会える日はほとんど二人で会って、私はずっと幸せが続くと思っていた。
でも、こんなイケメンの尚哉だから、
学校ではモテていたらしく、
私の事を妬む女の子がたくさんいた。

その1人に、加藤組という柄の悪い連中のお嬢様がいて、
その子は部下を使って私に暴力をふり、尚哉と別れるよう脅迫してきた。
私は別れたくなくて、必死に抵抗する
。そういう日々が続いていた。

私は尚哉に心配をかけたくなくて、
尚哉には内緒という条件つきで、
佑樹に相談にのってもらっていた。

でもある日、私はいつもの倍の暴力を受けて、意識を失った。
そのせいで、尚哉と付き合っていた頃の記憶を忘れていた。

だから、たぶんだけど、
それをきっかけに、尚哉は私と関わるのを止めたんだと思う。

そして、今に至る。