夫が愛用したアコースティックギター『てふてふ』は、今、夫の友人の手元にあるはずだ。
遺品整理をしたときに、あげたのだ。
大事にしてあげて、と。
わたしは残念ながら、ギターは弾けない。
弾いたことはあるが、全然上手くない。
そして、不器用だから、弾きながら歌うことができない。
わたしがギターを持っていても、ギターは、部屋の飾りになってしまう。
ギターとしての役目を果たさなくなってしまうのは、『てふてふ』があまりにも可哀想なので、もっと、ギターが上手くて、よく弾くひとに譲ったのだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…