わたしは窓に背を向け、望のおもちゃ箱をひっくり返した。 ……油断すると、こんなにたまっちゃうんだから……。 わたしは、おもちゃの仕分け作業に取りかかった。 望が今、遊んでるもの。 遊んでないもの。 興味のあるもの。 ないもの。 要らないけど、使えそうなもの。 使うことすら、なさそうなもの。 分けているうちに、目の前のおもちゃの山は半分くらいになった。