「じいじ!シャボン玉おっきい!」


遠くのほうで、望の声が聞こえた。


手を叩いて喜んでいる様子だ。


「次はもっと大きなシャボン玉作るぞ、望」


父には、言葉では表せないほど、感謝している。


事務の仕事でどうしても遅くなるときには、変わりに父が望の保育所に迎えにいってくれたり。


今日みたいに、どうしてもシャボン玉がしたい!と望が聞かない日には、変わりに遊んでくれたり。