それから、兄ちゃんの部屋に行って当然のように寝室に行き上半身を晒す。
これから来る相手、サキちゃんを待つんだ。
「はぁ…」
正直、サキちゃんとか相性があっている子とヤるのは良いけど、下手な子とヤるのは嫌だ。つまらないから。
それでも俺は兄ちゃんの金を稼がなくてはならない。
間も無くして、サキちゃんが寝室に入ってきた。今回もまた、露出の多いしかも見せパンで…。

それからだった。ツっちゃんも部屋に来ると想定して、部屋ではヤらなくなった。
相手がホテルを取って、そこでヤる。俺としては何の変わりもないのだけど、同じ学校の子とかに見られるのは多くなった。
そのせいで、『佐竹のカノジョは月で変わる』と言われ始めた。別にカノジョじゃないのに。
もちろん、逆援していたら勘違いして、この後も付き合ってくれと言われることもある。そんな子とは、それでお仕舞いだ。
だから、カノジョとかは居ないし居たこともない。何度か遊んだことはあるけど…。
だって、好きな子が居る。カノジョなんて作れない。なのに、逆援はする。
矛盾してるって?わかってる。でも仕方がなかった。