「さやかぁ……っ!」



紗香のもとに着く頃にはもう涙が止まらなかった。



「は?ちょっと、愛美⁉︎
あんたいつも泣いてるわね…。行くか。」



紗香と一緒に屋上に行った。



「で?どした?話聞くけど。」



「さ、やかぁ……っ!
私ねっ、あのとき…好きな人、いなくて…」



私は全てを紗香に打ち明けた。



私と早瀬君の嘘、付き合ってるフリ、デート、合コンのとき……


全部話した。……今の私の気持ちも。



「バーカ。」



それが紗香の第一声。



「バ…ッ⁉︎ 」