「ということで、愛美、告白しなさい!」


はい、言われると思ったよ。


第一好きでもないやつに告白しなくちゃいけないのよ。


あっ…でも待てよ?
嫌われればいいんだよね、早瀬君に。



「いいよ、告白する。」



私がそう言うと紗香はニコニコしながら



「じゃ、今日の放課後しようね。」



と言った。



「ね、ねえ、紗香、直接告白してさ、
私の想いを手紙に書いて読んでもらうってのはどうかな?」



「いいんじゃない?」



よしっ、これで私は早瀬君に振られる運命だ。