「ね、重い…?」



「うん、すごく重い。」



「おわっ、いまズキッときましたよ、早瀬君…」



さすがの私でもそんなはっきり言われるとねぇ…?



「悪りぃ、悪りぃ。嘘だよ。
すげえ軽い。本当、栄養とかとってるか?ってくらい。」



「そ、れは褒めすぎだよ…」



周りの人たちはみんな私の方を見てるけど気にしない。



「お、家ここか?」



「あ、うん、ありがとー。」



そう言っておりようとするけどおろしてくれない。



ーーピンポーン


しかもインターホンまで鳴らしてしまった早瀬君。