放課後になった。
帰り道、私は考え事をする。
隣にいる早瀬君、それが問題。
一緒にいるだけで心臓はうるさいし、少し近づくだけで顔が赤くなる。
でも別に嫉妬しないし、目でも追わない。
恋じゃない、と思う。
早瀬君もそんなわけないって言ってたし。
「ーーどう、遠藤。」
「へっ、ごめん、ボーッとしてた…」
早瀬君に呼ばれてそう返事すると心配そうな瞳で見つめられる。
そ、んな見ないでよ…。
「遠藤、顔赤いよ?熱でもあるんじゃないか?」
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