「おぉ、愛しのマリーよ、そういうところもそっくりだ。」
抱きしめられる…そう思いギュッと目をつぶったら、
ーードサッ
なにかが倒れる音がした。
「へ…?」
恐る恐る目を開けるとそこには倒れてる男子と早瀬君がいた。
「え……」
なにが起こったの?なんで倒れてるの?
私が目をつぶってた一瞬でなにが起こったんだろうか。
「あのね、早瀬君がこの男を蹴り飛ばしたのよ。そしたらこうなった。」
状況を教えてくれた紗香。
「な、なんだ、キミはっ!」
蹴られたらしいお腹を抱えながら話す男子。
「俺?こいつの彼氏だけど。」
すると男子は目を見開いた。