好きって感情は勘違いなんだから。
ドキドキするのも気の迷いーー



「なんか押し倒してって言われると逆にしずらいけど…。まぁ、行くぞ。」



ーードサッ



視界がクルリと回転して上に早瀬君。



「…っ、早瀬、君………」



カァァと顔が赤くなり、胸の鼓動も速まるばかり。



「このままキスでもしとく?」



冗談っぽく言う早瀬君にもドキドキ。



「や……っ…しない……やっぱ降りて…」



早瀬君の胸に手をおいて軽く押す。