「遠藤さん。」


「は?」


「俺が好きなの1年A組の遠藤さんだよ。」



心の中で遠藤さんに謝りながらそう言う。


なんで遠藤さんかって?

それは好きな人がいない今、
嘘つくしかないじゃん?

でも下手に嘘ついてその子に告白されたら俺は断れなくなる。


ということで、俺に興味なさげな女No.1に選ばれた遠藤さんを言った。


俺に興味ないなら告白されないだろ?


「遠藤さん…そうですか、
遠藤さんには叶いません。諦めます。」



そう言ってトボトボ帰っていった。