「あーあ、ついに言っちゃったか。
その言葉。俺さ、彼女をけなされるの嫌いなんだよね。てかマジキレそう。」



手をボキボキならす早瀬君に明らかに怯む大学生の人。



「くっそ、このクソガキッ!
勝手にイチャイチャしとけよっ!」



そう言って逃げて行った。




「うわ…ダサ…」



私がそう言うと早瀬君は同意してから私の方をみてニコリと笑った。



「さてと、なんで合コン行ったんだろうね。説明してくれるかな?

俺が理解出来るようにさ。」



ひっ、怖……
怖いけど、これって別れるチャンスなんじゃ…!




「えーと、早瀬君みたいなヘタレじゃなくて、もっといい人見つけたかったからかな。」



って、なに言ってるんだ私は……
早瀬君はヘタレでもなんでもないよ。