「早瀬君、ハンカチありがと。
洗って返すね。じゃあ。」



だいぶ落ち着いた私は教室に戻ろうとする。



「ちょっ、遠藤、待て。」



早瀬君に腕をつかまれる。



いや…怖い、触んないで……



「お願いだからっ…私にはもう関わらないでっ!」



私はそう言って早瀬君の手を振り払って教室に戻ろった。