「な、な、なっ…!」


まさかの展開に戸惑う私。



すると早瀬君は私を引き寄せた。


「ちょっ、早瀬君っ…離して。
てか断って!」


小声でそう言う。だって紗香が見てるから。


すると早瀬君も小声で、


「勘違いすんなよ?別にお前のこと好きじゃねーから。

でも、あんな手紙もらったら俺のS心がくすぐられる。」


と言った。



まさかっ…早瀬君、裏があるの…?
早瀬君はSなの?


そう思ってると早瀬君は、


「じゃあ、よろしくね、遠藤さん。」


と紗香にも聞こえるだろう声くらいで言った。