「お待たせ、って愛美どうかしたの?泣きそだけど。」



委員会から帰って来た紗香。



「……紗香、私早瀬君のこと好きなの。」



誰にも聞こえない声で紗香に伝えると紗香はニコリと笑った。



「もー、気づくの遅い。」


「ごめ…っ」



「じゃあ早瀬君をおとさなきゃね。」



早瀬君をおとすかぁ…紗香らしいや。



「でも…三浦さんって人がいるから……」



早瀬君は好きな人がいると言った。

もともとあまり女の子と喋らない早瀬君。でも三浦さんは違った。


ってことは早瀬君の好きな人って三浦さんに決定じゃん。