葉月ちゃんは、言いたいことを全部吐き出すかのように私達にどなった。


「そんな考え方間違ってる!」


思わず声だしちゃった。


皆次に声を発するのが私とは思っていなかったようで、こっちをじっと見てる。


でも私は続けた。


「葉月ちゃんは綺麗だよ!


皆それぞれ自分の良さを持ってるの!


それを全部かき消しちゃうようなことしちゃダメだよ!


今の葉月ちゃんこそ、本当の葉月ちゃんじゃないよ!


それに、私は別に勇大君のこと優しいなって思うことはあっても、好きなわけじゃない!


外見だけで選んだりしないよ!


いいじゃない!


2人は仲良いじゃん!」