うとうとしていると頭上から明るい声が…。

「おいおい~!!入学早々その面かよ~」

その言い方に苛立ち、顔を勢い良くあげる。

「って伊吹かよ…」

「ちょ、言い方……ひでぇよ」

そこに居たのは幼馴染みの寺本伊吹。

何かと色々、ムカつくヤツだ。

絶対、好きにはなれないタイプ。

「で?何?」

「……は?」

「用事があったから話し掛けたんでしょ?」

そう問い掛けると伊吹は………