翌日、昨日のことを全部美琉に話した。

「えーっ、それって恋じゃん?」
ぶーーーっっっっ
「こ、こいって…ゴホッゲホッゴホッ」

「あー、ごめんごめん。落ち着いてってばぁ。」

だって変なこと言うから!
って心の中でツッコンでから

「恋なわけないでしょう。
私は、新一筋なんだから…。」

そう…新。
私は新がスキ。新のことがダイスキ。

新は私にスキを教えてくれた。
だから、私は…


新がスキ。



美琉は呆れながら、言う。
「まだ古原先輩のこと好きなの?!」

…そうなのです。
新は、もう卒業してしまった。
この学校にはもういないの。

それでも私は…

「新が好きだよ。」