「あ~あ!あともうちょっとだったのに。」
ベッドに倒れこんだ。
すると、両親が部屋に入ってきた。
涙を流しながら言った。
「もう!そんな女の子らしくないことを!」
「そうだよ。もう17なんだから。」
「それはもういいよ。自由にしてくれないのが悪いでしょ。」
ほんと、あきれた。
「ドレスだって、全然着ないし!」
「パンフの方が楽に決まってるじゃん!」
コノ国のパンフとは、ふんわりしたズボンのことだ。ふくらはぎくらいの長さだ。
「メイドだと、手におえんな。」
「もう、執事を頼むしかありません!!!!!!」
「はぁっ?!」