「う、うん…分かった」

「呼んでみ?」

「れ、蓮
恥ずいよぉ…」

「いい子いい子…葵」

蓮は小さい子にやるみたいに
私の頭をポンポンと撫でた

その仕草一つ一つに
心臓がドキドキして…

蓮にこの心臓の音が
聞こえてませんように…