屋上に着くと青空が広がっていて、とても気持ちがよかった

人目につかない所に移動し腰をおろす

「はぁ…」

なんでいつもこんななんだろう
自分の容姿と性格が悪いとはいえ…
どうすれば変われる?
どうすればまだマシになれる?…

考えても考えても答えは絶望的だ
私マジで神様に何かしちゃった?
神様は私にこんな姿を与えてお母さんも奪った
お母さんがいないせいで苦労してきた事を思い返すと
涙が出て来た

いけない、泣いてはいけない
そんな事分かっていても涙が止まらない

「…っ」
何でこんな気持ちにならなきゃいけないの?

とまる事を知らない涙と一緒に嫌な考えもたくさん出てくる

今日はもう帰ってしまおう
私がいなくなってしまったって誰も気付かない

ポケットから携帯を取り出してカメラで自分の顔を見てみる
酷い顔だ

少し顔がひいたら教室に戻ろう

そう思い私はゆっくりと目をとじた…