「もー、初ちゃん遅いよー。
まだまだ片付け終わらないんだから早く来てよね!」




「あっ、了解です・・・」




ぷりぷりしながらあたしの腕を引っ張りメイドカフェをやった教室まで歩き出す。




はぁ、まぁ、これもあたしたちの仕事だししょうがないよね。




教室に入ると数人の子が片付けをしてる最中であたしもその輪に加わり片付けを始めた。




ー****




「ふぅー!これでだいたい終わったね」




みんな疲れた表情をしてる。




大変だったもんね、ここまで作って、片付けもなんて。




途中から入った身だから、あたしはそんなに大変な思いはしてない。




「・・・あっ!いいよ。
そのゴミあたしが出してくるよ」




「えっ、いいの?」




重たそうなゴミ袋を抱えた子に声をかける。




みんな疲れてるみたいだし、これくらい、変わってあげないとね。




「ありがと!助かるよー」




その子からゴミ袋を受け取り、ごみ捨て場まで持っていく。