慌ててお客さんのもとに行きパァと視線を上げると同じくらい歳の高校生だった。
でも、絶対チャラい・・・。
金髪に染めた髪の毛が印象の男2人組。
本当は嫌だけど接客だし、しょうがないよね・・・。
改めてニコッと微笑み話しかける。
「2名様でよろしいですか?」
「はい、そうでぇーす」
「では、こちらへどうぞ!」
奥にあるテーブルに案内し、メニュー表を渡す。
すると、メニュー表を渡す瞬間にぱしっと手首を掴まれる。
「・・・あの・・なにか・・?」
おどおどしながら質問するとあたしの手首を掴んでる男の人がニタニタと笑う。
「君ちょー、可愛いよね!」
「い、いえ・・・」
「ねぇねぇ、彼氏とかいんの?」