白雪姫が歌うのを止めると、にっこり笑った彼が近づいてきました


「こんにちは」

「あ、えと…こっこんにちは。あの、あなたは…?」

「これは失礼しました。ペラギクス国のハリエー王子です」

「おっ王子様…!?あっティグリス国の白雪姫です」


慌てて自己紹介をする白雪姫をハリエーはクスリと笑いました


「すみません、散歩をしていたら素晴らしい歌声が聴こえたものですから」

「あっありがとうございます」