「良かった、白雪姫…」


安心したように表情を緩めた王子はゆっくりと優しく白雪姫を抱き締めました


「は、ハリエー王子…」


白雪姫が声をかけるとハリエー王子は真剣な顔で白雪姫を見つめ、深呼吸をすると口を開きました


「白雪姫…その、僕の「そうはさせるか!!」」


王子の言葉を遮ったのはお妃様でした


「白雪姫…またしても邪魔が入った…でも、今度は大丈夫」


ニヤリと笑ったお妃様の手には剣があり、白雪姫に向かって構えました