「せんせーっ!!」

スーパーには既に生徒達でいっぱい。
頼むから声かけるな...

まあ、そんな願いも通じることなく
生徒は俺達の周りを囲む。

その中に1人、
俺の担当する生徒がいた。

日比野綾音、中3女子。
うるさいしめんどくさがりやだし
俺と同じくらい口が悪い。

本人いわく、俺のがうつったとか(笑)

んで、その日比野は
他の教科で前園に教わってる。

つまり一番俺らの関係に気付くかもしれない
要注意人物ってわけ。

俺らの関係っていうのは、
まあ、その...
つまり...付き合ってるって事な。

俺自身あんまりこんな話しないから
言うだけで何か変な気分になる。

とまあ
そんな日比野が次の授業で
俺をかなり動揺させんだよ。