「あ、えと…。俺の名前は、岡本 隼也。よろしくな!」

俺は、握手をと思い、星野に手を伸ばした。

すると星野は、

「きゃっ!!」

っと短い悲鳴を上げ、席を立った。

え?

「どうした?」

俺はなるべく優しく、声をかけてみた。

すると、

「いや。殴られるんじゃないかと思って…あ!ご、ご、ごめんなさい。」

そっか、いつも教室でふざけて友達なぐったりしてっから、そう思ったのか。

まだ星野は、小刻みに震えている。

俺はふっと優しく笑って、

「大丈夫。そんなことしねぇから。」

そして俺は、また手を伸ばした。