~隼也Side~


俺は図書室で、一眠りでもしようと思い、図書室のドアに手をかけた。

ガラガラ-


誰だ?こいつ。俺は窓側の席に座っている、黒髪の女の子に目を向けた。

俺がずっと見てたことに気づいたのか、その子は俺の方に目を向けた。

「……っ!」

なんだコイツ!?めちゃくちゃ可愛いんだけど!俺は何人も可愛い女の子と付き合ってきた。

だが、こんなに可愛いやつは生まれて初めて見た。

制服の胸元にあるリボンは、青だから俺と同級じゃん。

でも、こいつはお世辞でもブスとは言えないほど可愛かった。

傷みという言葉を知らない綺麗な艶のある黒髪。

きめ細やかな、真っ白い肌。

唇は、ほんのりと赤く、頬はほんのりとピンクの色をしていた。

脚も、転んだら折れるんじゃねぇの?ってほど、細い。