「悠真のスマホだってカッコいいじゃん!」


「そうかー?」


「うん!」


少し照れくさそうに鼻を掻いた悠真。

スマホを褒められただけで、照れるなんて何か中学生みたい!



それから私達は赤外線をして連絡先を交換した。


私の電話帳には、深瀬悠真という名前が入っている。



やっと近くになれたって感じがするよ。




悠真が赤外線をした後、スマホを抱き締めガッツポーズをした。




余程嬉しかったのかな?




私も何かよく分からないけど、すごくにやけちゃう。




私、今絶対鼻の下伸びてるよーーー。






まだ好きだとかそういう感情じゃないんだけど、悠真の前では照れ隠ししちゃうし…




悠真に接近すると、胸がドキドキする。






それに…



悠真を見ていると、幼い子供みたいにクシャッと微笑んで。



その笑顔が可愛くて。




私も悠真と一緒に笑っていたいと思った。




でも・・・